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正しい反射神経の鍛え方

当サイトは主に動体視力の鍛え方について扱っていますが、「反射神経を鍛えるにはどうすればいいの?」という質問も度々受けます。

そこで、このページでは反射神経の鍛え方について分かりやすく説明します。

反射神経を鍛えるには

結論から先に書きます。反射神経を鍛えたいのであれば、動体視力を鍛えることが一番の近道です。

なぜそういえるのか? その鍵は反射神経と動体視力の違いにあります。

反射神経とは

まず、反射神経とは動く物体に対して素早く体を反応させる力のことです。

たとえば格闘技なら、相手のパンチやキックに対して「どこ」を「どういう風に」「どの程度踏ん張って」ガードするかはケースバイケースですよね。カウンターで攻撃するのが正解のときもあります。

ボクシング

そういった瞬間的な場面で体を正しく動かす力のことを反射神経といいます。

動体視力とは

一方の動体視力とは、動く物体を瞬時に目で追う力のことです。

たとえば野球ならピッチャーの投げたボールをタイミングよくスイングすることは必須です。

野球のバッティング

ストレートだろうとフォークだろうとカーブだろうと、ボールから目線を外さず毎回ビシッと完璧なタイミングでバッティングができる選手は動体視力が良いといえます。

逆にバッティングのタイミングがズレてばかりの選手は残念ながら動体視力が悪い、と言わざるを得ません。

反射神経を鍛えたい人こそ動体視力を鍛えるべき3つの理由

さて、ここでようやく本題になるわけですが反射神経を鍛えたいなら動体視力を鍛えることが一番の近道です。

その理由は大きく分けて2つあります。

理由1、反射神経は動体視力あってこそ活かされるものだから

まれに勘違いしている人がいますが、反射神経と動体視力は車の両輪のような存在ではなく、動体視力→反射神経と地続きになっているものです。

動体視力で物体をとらえて、次に反射行動に入るんですね。

ですから仮に反射神経が100点でも動体視力が10点という格闘家がいた場合、その人は反射行動に入る前段階の”認識”が全然ダメなので相手のパンチは超高確率で当たるでしょう。

ピラミッド(ピラミッドの上部は下の土台が安定しているから崩れない)

例えばの話、いくら優れた反射神経を持つ格闘家でも夜道で背後から突然不審者に殴られたら防御はできませんよね。殴られたその瞬間まで殴られること自体を全く認識してないわけですから。

人は認識できないものには対応できません。だからこそ、反射神経のためにはその前段階としての動体視力が必要となるわけです。

(※足し算や引き算を知らなければ掛け算や割り算は決して理解できないのと同じように、反射神経も動体視力あってこそのものです。)

理由2、反射神経は伸びしろが少ないから

人間にとって反射行動は生きていく上で必要不可欠な要素です。

もし世の中が反射神経の無い人ばかりで熱湯の入ったヤカンに触れて動じない人ばかりだったとしたら今ごろ人類は絶滅してます。

熱湯の入ったヤカン

でも、現実は熱湯の入ったヤカンに触れれば誰だって瞬間的に手を引っ込めますよね?

これは幼児でも大学生でも中年男性でも同じで例外はありません。触った瞬間に手を引っ込めるのは全員同じです。

もしかしたら大学生が一番早く手を引っ込めるかもしれませんが、それは反射神経というよりも腕の筋肉が発達しているから行動が素早くできた、というだけの話です。

このように、反射神経は高度に文明化されて運動機能の必要性が乏しくなった現代社会であろうと危機管理の面から重要な要素であるため、ほぼ全ての人が充分な閾値で身に備えています。

そのため反射神経は鍛えるにしても、そもそも伸びしろがほとんど無いので、かけた労力に対して成果は割に合わないのが現状です。

理由3、動体視力は伸びしろが大きいから

矢印

繰り返しになりますが、動体視力は動く物体を瞬時に目で追う力です。しかし、現代社会においては日常生活の中で動く物体を瞬時に目で追わなければいけない状況なんて全くありません。

原始時代のような大昔だったらウサギのような小動物を狩る必要があったので動体視力も生きていく上で重要なファクターだったのでしょうが、現代人の私たちにとっては全く関係のない話です。

そして、ご存知の人も多いかと思いますが、人間の体は使わない部位はどんどん退化していく宿命にあります。そのため現代人の動体視力は反射神経とはうってかわって極めて脆弱だと言わざるを得ないのが現状です。

これはとても残念なことですが、見方を変えればスポーツマンにとっては大きなチャンスでもあります。

なぜなら動体視力は反射神経と違って伸びしろがとても大きいからです。

そのため動体視力を鍛えれば、これの重要性を知らないライバルたちに一気に差をつけることだって十分あり得ます。

動体視力は反射神経を活かす上で必須のスキル

  1. 反射神経は動体視力あってこそ活かされる
  2. 反射神経は伸びしろが少ない
  3. 動体視力は伸びしろが大きい

以上3つが私が反射神経を鍛えたがっている人に動体視力のトレーニングを勧めている理由です。

反射神経は人それぞれ、ほとんど個人差はありません。

これを鍛えるというのは、たとえるなら95点だった数学の試験で次回100点を目指して猛勉強するようなもの。不毛なだけです。

だったら30点しか取れなかった国語の試験(動体視力)に勉強時間の大半を費やした方が良いのは間違いありませんよね。

しかも最初の方で書いたとおり、反射神経を活かすには土台として動体視力が欠かせません。

その意味でも、反射神経を鍛えたいなーと思っている人は、ぜひこの機会に動体視力のトレーニングについて検討してみて下さい。

追記

動体視力の鍛え方については、トップページでざっくりとまとめているので、そちらをご参照下さい。

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