動体視力
DVA動体視力とKVA動体視力
あなたは動体視力というと 「動くものをとらえる力」 と漠然と認識しているかもしれませんが、実は動体視力には二種類存在することをご存じでしょうか?
それが「DVA動体視力」と「KVA動体視力」です。
この二つについては、知っているか知らないから動体視力の鍛え方にも大きな影響を与えますので、この機会にぜひ覚えて頂ければと思います。
DVA動体視力
英語で難しそうなDVA動体視力ですが、これは「右から左へと、水平方向に動くモノを捉える時に発揮される動体視力」です。つまり横の動きです。
これが特に重要とされるスポーツは具体例としてはバスケットボールやサッカーなど。ボールとプレイヤーを同時に目でとらえる必要があるスポーツで力を発揮します。
KVA動体視力
DVAが左右水平の動体視力であれば、こちらKVA動体視力は「遠くから自分の方に近づいて来るものを見る時の動体視力」といえます。こっちは縦の動きです。
つまり、野球やテニス、卓球といった球が自分をめがけて飛んでくるスポーツでよりその力が発揮されます。
ちなみに、KVA動体視力が優れていると日常生活でも車を運転する時などに、標識の認識が容易で車両感覚もよく取れるので事故の発生を減らすことができます。
これらは似ているようで実際は全くことなる動体視力です。
なので、サッカーをしている人がKVAを鍛えても効果はあまり感じられませんし、野球をしている人がDVAを鍛えても同様に効果は感じられません。
自分がやっている競技がどちらの動体視力を必要としているのか?をしっかり見極めて正しい動体視力トレーニングをするように心がけたいですね。